購入までの流れ
滋賀県で住まいを購入するときは、「資金の目安を知る」「物件を探す」「条件を確認して契約する」「引き渡しを受ける」という流れが基本です。先に全体像を知っておくと、各段階で何を確認すればよいかが分かりやすくなります。
- 希望条件と予算の大枠を整理する
- 住宅ローンの事前審査を受けるなど、借入の目安を確認する
- 物件を探し、内覧する
- 購入の申し込みをする
- 重要事項の説明を受け、売買契約を結ぶ
- 住宅ローンの本審査・契約をする
- 残代金の支払い・引き渡し・登記を行う
契約までに、物件の権利関係や法令上の制限、周辺環境などの確認が必要です。気になる点は、契約前に書面で確認しておくと安心です。
特に、申し込みの段階では、「申し込みをしたら購入しなければならないのか」「申込金は戻るのか」といった点が気になる方が多くいらっしゃいます。申込書の内容や、契約を結ぶまでの扱いは書面で確認し、その場で決めきれない場合は、持ち帰って検討する時間を取りましょう。また、住宅ローンの審査結果によっては、購入を断念することもあります。ローン特約の有無や、契約を解除できる期限も、契約書で確認しておくと安心です。
「他にも検討している人がいます」と、申し込みを急かされることがあります。そのような場面でも、資金の上限は申し込みの前にご自身で決めておき、契約書に書かれた解除の条件を改めて確認してから判断しましょう。急ぐ理由を尋ねて、書面で説明してもらうのも一つの方法です。
中古・新築・土地の違い
どれを選ぶかは、予算、希望する暮らし、手間のかけ方で変わります。
| 種類 | 特徴の傾向 | 確認したい点 |
|---|---|---|
| 新築(建売・分譲) | 完成物件を見て決められる、設備が新しい | 仕様の自由度、周辺の開発状況 |
| 中古住宅 | 価格の選択肢が広く、立地を選びやすい傾向 | 建物の状態、修繕履歴、耐震性 |
| 土地(建築用) | 間取りや仕様を自由に決められる | 建築費を含む総額、法令上の制限 |
中古住宅は、購入後にリフォームが必要になることがあります。購入価格に加えて、工事費も含めた総額で考えることが大切です。リフォームの考え方は、滋賀でリフォームを検討する前にで整理しています。土地を買って家を建てる場合は、滋賀で家づくりを始める前に知っておきたいことも参考になります。
マンションと戸建てでは、管理費・修繕積立金の有無、駐車場、敷地の広さなど、維持にかかる費用や手間が異なります。通勤や子育てなど、暮らし方に合わせて比べてみてください。
よくある質問
Q. 新築と中古で迷うときは、何から比べればよいですか。
購入価格だけでなく、リフォーム費用や維持費を含めた総額と、将来の暮らしの変化を並べて比べます。比べ方は、新築と中古の費用・性能・将来のリスクの比較で整理しています。
Q. 土地や中古住宅の災害リスクは、どう確認しますか。
ハザードマップで、浸水や土砂災害の想定を確認します。見方は、ハザードマップで水害・土砂災害を確認する方法で整理しています。
諸費用の内訳
購入には、物件価格のほかに諸費用がかかります。一般に、物件価格の数%から1割前後といわれることが多いものの、新築か中古か、ローンの条件などで変わります。
- 仲介手数料(仲介で購入する場合)
- 登記にかかる費用(登録免許税、司法書士への報酬など)
- 住宅ローンの手数料や保証料
- 火災保険・地震保険
- 不動産取得税、固定資産税の精算金
- 売買契約書に貼る印紙代
- 引っ越し・家具・家電の費用
税金の扱いは、物件の種類や取得の時期によって変わります。詳しくは、不動産と暮らしのお金・税金の基礎知識で場面ごとに整理しています。最新の内容は、税務署や税理士にご確認ください。
契約前に確認すること
契約の前には、宅地建物取引業者から「重要事項の説明」を受けます。重要事項の説明は、契約が成立するまでの間に、宅地建物取引士が行うこととされています(宅地建物取引業法。2026年10月時点。出典:国土交通省)。制度は見直されることがありますので、最新の内容は国土交通省や滋賀県の宅地建物取引業の担当窓口でご確認ください。
説明を受けるときは、次の点を確認しておきましょう。
- 登記簿に記載された所有者や、抵当権などの権利関係
- 用途地域や建築の制限、道路との関係
- 上下水道・ガスなどの設備の状況
- 水害・土砂災害などのリスク(各市町のハザードマップで確認できます)
- 管理費・修繕積立金(マンションの場合)
- 契約を解除するときの条件や、手付金の扱い
その場で理解できない言葉があれば、質問して構いません。契約書にサインする前に、不明点を残さないことが大切です。物件の良し悪しは、立地や使い方で感じ方が分かれます。1つの条件だけで判断せず、複数の視点で比べましょう。
購入後の暮らしを具体的に思い描くことも大切です。日当たりや騒音、近隣の様子、通勤や買い物の動線は、昼と夜、平日と休日で印象が変わります。可能であれば、時間帯や曜日を変えて現地を見に行くと、図面や写真では分からない点に気づけます。
資金計画とローンの基本
購入する前に、「借りられる額」と「無理なく返せる額」を分けて考えます。毎月の返済額だけでなく、固定資産税、管理費、修繕費、教育費など、保有中の支出も含めて余裕を見ておくと安心です。
住宅ローンは、金利のタイプ(変動・固定など)や返済期間によって、総返済額や毎月の負担が変わります。条件は金融機関や時期によって異なります。公開情報は住宅金融支援機構や各金融機関で確認し、ご自身の収入や将来の予定に合う方法を選んでください。
購入後に困りやすい例として、頭金を多く入れすぎて手元の資金が少なくなる場合や、引っ越しや家具・家電の費用を資金計画に入れ忘れる場合があります。生活費や急な修繕に備えた予備の資金を残したうえで、頭金の額を決めると安心です。
購入前の相談先
購入の判断に迷うときは、段階に応じて相談先を使い分けると進めやすくなります。
- 物件や契約の内容:宅地建物取引業者
- 登記の手続き:司法書士、法務局
- 税金:税理士、税務署
- ローン:金融機関、住宅金融支援機構の公開情報
購入に関するほかの記事は、不動産購入の記事一覧からご覧いただけます。
判断に迷うときは、ページ内の相談窓口もご利用いただけます。ご相談内容に合わせて、事業者をご案内しています。
監修:Terra Keystone 代表(宅地建物取引士・賃貸不動産経営管理士)