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制度・法律 | 公開日 | 更新日

不動産・住まいに関わる制度と法律の基礎知識|売買・賃貸・相続でよく出る決まり

売買に関わる法律

不動産の売買では、さまざまな法律が関わります。それぞれの法律が「何を定めているか(概要)」と「どの場面で関わるか」を、大まかに知っておくと、契約や説明の内容を理解しやすくなります。なお、ここでは概要の紹介にとどめます。条文の解釈や、個別の事案への当てはめは、専門家にご相談ください。

法律 何を定めているか どの場面で関わるか
民法 契約や所有権など、私人どうしの権利義務の基本的なルール 売買契約、手付金、契約の解除、引き渡し後の責任
宅地建物取引業法 不動産会社(宅建業者)の免許や、取引のルール 仲介の依頼、重要事項の説明、媒介契約
消費者契約法 事業者と消費者の契約に関する、消費者保護のルール 事業者との契約で、不当な勧誘があった場合
不動産登記法 不動産の権利を公示する登記の制度 所有権の移転、抵当権の設定・抹消

売買契約では、売主が引き渡した物件が契約の内容に合わない場合の責任(契約不適合責任と呼ばれます)が、重要な論点になります。責任の範囲や期間は、契約書の内容によって異なる場合がありますので、契約前に書面を確認してください。

契約の前には、重要事項説明書を事前にもらい、時間をかけて読むようにしましょう。特約欄に書かれた内容、契約を解除できる条件、違約金の取り扱いは、特に確認しておきたい項目です。

売買の流れや注意点は、滋賀で不動産を購入するときの流れと注意点や、滋賀で不動産を売却する流れと注意点で整理しています。

賃貸に関わる法律

家を貸す、借りるときにも、法律が関わります。

  • 民法:賃貸借契約の基本的なルールを定めています。契約の成立、賃料の支払い、契約の終了などで関わります
  • 借地借家法:建物や土地の賃貸借で、借りる人の権利を守るための特別なルールを定めています。契約の更新や、貸主が更新を拒否する場合の条件などで関わります
  • 賃貸住宅管理業法:賃貸住宅の管理を行う事業者の登録や、業務のルールを定めています。管理の委託や、サブリース契約の場面で関わります
  • 宅地建物取引業法:賃貸の仲介を行う事業者に関するルールを定めています

契約書の内容と、法律の定めが食い違うときは、法律が優先される部分があります。更新料、原状回復、敷金などのトラブルは、国土交通省が公開しているガイドラインも参考にされます。個別の事案は、弁護士や消費生活センターへご相談ください。

賃貸借契約の更新や解約、原状回復の基本は、賃貸借契約の基礎知識でも整理しています。

建築・土地利用に関わる法律

建物を建てる、土地を使うときには、法律による制限を受けます。

法律 概要 どの場面で関わるか
建築基準法 建物の構造、設備、敷地に関する最低限の基準 新築、増築、改築、用途の変更
都市計画法 都市の計画的な整備のための、用途地域などの決まり 土地の購入、開発、建築の可否の確認
農地法 農地の売買や、農地以外への転用に関する制限 農地の売却、転用、活用
区分所有法 マンションなど、区分所有建物の管理に関する決まり マンションの購入、管理組合の運営

土地を購入しても、希望する建物が建てられるとは限りません。建てられる建物の種類や大きさは、用途地域や、接している道路の状況などで決まります。購入前に、市町の建築や都市計画の担当窓口で、確認しておくと安心です。

窓口で確認するときは、用途地域、接している道路の状況、建ぺい率と容積率、景観や開発に関する市町の決まり、の順に聞くと整理しやすくなります。

登記の基本

登記とは、不動産の所在、面積、所有者などの情報を、法務局が管理する登記簿に記録して、広く公開する制度です。不動産登記法に基づいて行われます。

登記は、大きく「表題部」(物件の物理的な状況)と、「権利部」(所有権や抵当権などの権利)に分けられます。不動産を購入したときは所有権の移転、住宅ローンを組んだときは抵当権の設定、完済したときは抵当権の抹消といった手続きが必要になります。

相続した不動産についても、名義を変える手続きがあります。相続登記は2024年4月1日から申請が義務化されています(2026年10月時点。出典:法務省)。相続登記の期限などの扱いは、滋賀で不動産を相続したらで整理しています。

あわせて、所有者の住所や氏名が変わったときは、変更日から2年以内に変更の登記を申請することが義務化されています(2026年4月1日施行)。正当な理由なく怠ると、5万円以下の過料の対象です。2026年4月1日より前に変更して登記をしていない場合は、2028年3月31日までに申請する必要があります(2026年10月時点。出典:法務省)。制度は見直されることがありますので、最新の内容は法務局・法務省の公開情報でご確認ください。

登記の手続きは、司法書士や、土地・建物の表示に関しては土地家屋調査士に相談できます。登記簿の内容は、法務局で確認できます。

困ったときの相談先

不動産のトラブルや疑問は、内容によって相談先が異なります。

困りごと 主な相談先
条文や法律の内容を確認したい e-Gov法令検索(デジタル庁)、国土交通省、法務省の公開情報
契約や、不動産会社の対応に関する相談 滋賀県の宅地建物取引業の担当窓口、消費生活センター
契約書の解釈や、トラブルの解決 弁護士、日本司法支援センター(法テラス)
登記の手続き 司法書士、法務局
税金に関する疑問 税務署、税理士

法改正の確認には、e-Gov法令検索で条文を確認し、国土交通省や法務省などのページで、改正の概要と施行日を見る方法があります。施行日の前後で扱いが変わることもありますので、日付もあわせて確認しましょう。

法律や制度は、改正されることがあります。この記事の内容は一般的な説明ですので、最新の内容は公的機関の公開情報でご確認ください。税金については、不動産と暮らしのお金・税金の基礎知識で整理しています。制度・法律のほかの記事は、制度・法律の記事一覧からご覧いただけます。

制度の確認は公的機関が中心になりますが、手続きを任せる事業者を探す段階では、ページ内の相談窓口もご利用いただけます。

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