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お墓 | 公開日 | 更新日

墓じまいの手続きと流れ|お寺への相談から改葬先までの進め方

墓じまいとは

墓じまいとは、今あるお墓を撤去して更地にし、墓地の管理者へ使用していた区画を返すことです。多くの場合、納められているご遺骨を別の場所へ移す「改葬」とあわせて行います。お墓を守る方がいない、遠方で通えない、後に引き継ぐ方の負担を軽くしたいなど、きっかけはご家庭ごとに異なります。

お墓のことは、ご家族の気持ちやご先祖への思いが深く関わる、大切な事柄です。急いで決める必要はありません。以下では一般的な手続きの流れを整理しますので、ご家族で話し合うときの参考にしてください。お墓に関する全体の考え方は、滋賀でお墓のことを考えるときで解説しています。

手続きの流れ

墓じまいは、一般に次の順で進みます。

  1. 家族・親族で話し合い、方向性を共有します
  2. お寺や墓地の管理者へ相談します
  3. 改葬先を決めます
  4. 改葬に必要な書類を整え、市町へ申請し、許可を受けます
  5. 宗派によっては閉眼供養などの儀式を行います(墓石を撤去する前に行う供養で、宗派により呼び方や作法が異なります)
  6. ご遺骨を取り出します
  7. 墓石を撤去し、区画を返します
  8. 新しい場所へ、ご遺骨を納めます

お墓を移す(改葬する)には、墓地、埋葬等に関する法律に基づき、市区町村長の改葬許可が必要です(2026年10月時点。出典:厚生労働省)。ご遺骨の取り出しの時期や立ち会いについては、お寺や墓地の管理者に確認しましょう。手続きの細部は、墓地のある市町によって異なるため、最初に市町の担当窓口で確認してください。必要な書類の名称や受け付けの方法も、自治体や墓地によって異なります。

改葬先を決めるとき

改葬先は、ご家族の事情や供養の考え方に合わせて選びます。たとえば、お参りに通いやすい場所か、供養を誰が続けていくのか、将来的に管理を引き継ぐ方が必要かといった点をご家族で話し合ってみてください。永代供養墓や納骨堂のように、施設が供養や管理を担う形もあれば、新しくお墓を建てる形もあります。改葬先が決まらないと、改葬の許可の申請が進められないため、見学や説明の機会を設けて、納得できる場所を探します。

お寺・親族との話し合い

親族との話し合い

お墓は、一人の判断で動かすと、後から気持ちの行き違いが生まれやすいものです。墓じまいを決める前に、お墓に関わる親族へなぜ考えるようになったのか、どのような方法を考えているのかを丁寧に伝えます。反対や不安の声が出ることもありますが、まずはそれぞれの思いを聞くことから始めると、話し合いが進みやすくなります。

お寺への相談

お墓がお寺の墓地にある場合は、改葬の意向が固まった段階でお寺(菩提寺)へ相談します。これまでお世話になったことへの感謝を伝え、事情を丁寧に説明します。お寺によって考え方や手続きの進め方は異なります。供養の方法や謝礼の考え方についても、お寺と話し合って決めます。宗教や宗派によって、必要な供養や作法が異なることもあるため、お寺へ尋ねてください。

公営や民営の霊園にあるお墓の場合は、管理事務所へ、手続きの方法を問い合わせます。霊園ごとに、使用の契約や返還の際の決まりがあります。墓石の撤去を行う事業者が指定されている場合もあるため、先に確認しておくと安心です。

相談のときは、いきなり結論を伝えるのではなく、ご家族の状況やお墓を守っていくことが難しくなった事情を率直にお話ししてください。お寺とのこれまでの関係を大切にしながら、お互いに納得できる進め方を探すことが、後々の関係を保つ助けになる場合もあります。

費用の考え方

墓じまいの費用は、お寺や霊園、お墓の大きさや場所、改葬先の種類によって、幅があります。主な内訳は、次のとおりです。

  • 墓石の撤去と区画の整地にかかる費用
  • 閉眼供養などの、お寺への謝礼
  • 改葬の手続きにかかる費用
  • 改葬先での、使用料や納骨にかかる費用

改葬先には、永代供養墓、納骨堂、樹木葬、新しいお墓など、いくつかの選択肢があります。それぞれ、費用の考え方や供養の続け方が異なります。費用の目安を知りたいときは、複数の事業者から、同じ条件で見積もりを取り、内訳を見比べてください。見積もりでは、何が含まれ、何が別にかかるのかを書面で確認しておくと安心です。

お寺や親族との調整に悩んだとき

お寺や親族との話し合いで悩んだときは、次のような窓口や考え方が役に立ちます。

  • 改葬の手続きについては、墓地のある市町の担当窓口
  • 墓地の使用に関する決まりについては、墓地の管理者
  • 費用や契約のトラブルについては、各消費生活センター

お墓の継承の問題は、相続の話し合いと関わることもあります。不動産を含む相続全体の流れは、滋賀で不動産を相続したらで整理しています。また、実家やご自宅の整理とあわせて進める場合は、滋賀で遺品整理を進めるにはも参考になります。

お墓に対する思いは、世代やご家庭の事情によって異なります。意見が違っても、それぞれの立場にそれぞれの思いがあることを心に留めておくと、お互いの意見に耳を傾けやすくなります。

話し合いが難しいと感じたときは、ご家族の気持ちが落ち着くまで、時間をおくことも1つの方法です。ご自身のペースで納得できる形を探してください。

ひとりで抱え込まず、ご事情に合わせて事業者をご案内することもできます。必要なときは、ページ内の相談窓口をご利用ください。

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